病棟 | 東病棟 10F | 外来 | 外来診療棟C 4F |
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外来受付 | Tel : 022-717-8391 | 独自webサイト | 東北大学歯学研究科 歯科医用情報学分野 |
対象疾患 | 頭頸部の画像診断/全身疾患?周術期?骨吸収抑制剤使用患者の口腔内精査?画像診断 |
当科で実施している保険診療
顎口腔画像診断科は、下記の「対象疾患と診療内容」に記載した疼痛関連疾患や口腔粘膜疾患などに対する診療や、CTやMRIなどの画像診断を行っています。
対象疾患と診療内容
1. 頭頸部の画像診断
- 頸部の画像診断では頸部領域や顎口腔疾患に関連する領域の画像診断を扱います。
- 近年の画像診断は視覚的な評価(定性的評価)だけでなく、 細胞密度や糖代謝、血流などを定量化(数値化)して診断に役立て、 近い将来はAI(人工知能)による解析?診断が期待されています。
- 画像情報から得られるデータは膨大であり、最近は遺伝子情報などと組み合わせた AI解析研究が注目されています。
Head and Neck Cancer Board
- 頭頸部腫瘍センターでは、耳鼻咽喉頭頸部外科や歯科顎口腔外科など多くの診療科が集まり、 毎週、カンファレンス(Head and Neck Cancer Board)にて診断および治療方針を決定しています。 当科は画像診断にもとづく病期診断をコメントしています。
歯科インプラントの画像診断
- 歯科インプラント治療においてCTの画像診断は必須となっています。診断だけでなくCT画像を用いた埋入シミュレーション~サージカルガイド製作まで 一連の治療に利用されています。
- 東北大学病院歯科インプラントセンターのカンファレンスで、 当科は画像診断およびCT画像の利活用を担当しています。
当科への画像検査/診断のご依頼
- 当科では、地域歯科医院からのインプラント術前CTをはじめとした、顎口腔疾患に対する画像撮影依頼を承ります。さらに、各種疾患のCTシミュレーションや、診断困難な症例に対し、適切な画像診断を行います。
2. 全身疾患?周術期?骨吸収抑制剤使用患者の口腔内精査?画像診断
- 全身疾患の画像所見とそれに対する口腔領域の診断?治療方針の決定、歯科治療を行っています。
【全身→口腔症状:脳腫瘍による歯の痛み】
右下の歯と舌の痛み。びりびりとした痛みが突然出現し、1分間くらいで治まる。近医歯科から当科紹介。 原因は脳腫瘍が三叉神経を巻き込み、歯や舌の痛みを引き起こしていた。
【口腔→全身症状:原因不明の関節痛】
全身の関節痛、歩行困難。関節症状の直前に奥歯の痛みがあり、紹介来院。右上の奥歯に大きなう歯があり、抜歯。 その夜に高い熱が出ましたが、翌朝は熱も治まり関節の痛みもすっかりよくなった。
- 近年、手術前後に口腔管理?歯科治療を行うことにより、術後合併症の抑制につながることが明らかとなり、 がん手術、放射線療法、化学療法、心臓手術、臓器移植などを受ける患者に対する「周術期口腔機能管理」が非常に大切で、国策として推進されています。全身および頭頸部領域の画像診断を基軸とした、周術期口腔管理を行っています。
- ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)などの骨吸収抑制剤は、骨粗鬆症や悪性腫瘍の骨転移の治療薬として使用されていますが、 顎骨壊死の副作用があることが問題となっています。BP製剤を使用する患者の画像診断および口腔管理を行っています。
診療の特色
当科の専門医?認定医は、周術期口腔健康管理部や頭頸部腫瘍センター、歯科インプラントセンター、口腔内科?リエゾンセンター等にも所属しており、それぞれのカンファレンスを通じて総合的?実践的な画像診断を行っているとともに、実際の診療にも従事しています。特に、全身疾患を有する患者に対しては、医科部門の各種診療科と連携し、全身の画像および検査所見を参考にしながら顎口腔領域の画像診断と治療を行っています。
外来患者新患数(2023年度)
新患数 | 139人 |
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