病棟 | 東病棟 10F | 外来 | 外来診療棟C 5F |
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外来受付 | Tel: 022-717-8337 | 独自webサイト | 東北大学大学院歯学研究科歯科保存学分野 |
対象疾患 | 歯髄疾患(歯の神経の病気)/根尖性歯周組織疾患(歯根の先端周囲の病気)/象牙質知覚過敏症/難治性の根尖性歯周組織疾患 |
当科で実施している保険診療
当科では、下記「対象疾患と診療内容」に記載した歯の痛みに対する保険診療を行なっています。
診療の特色
歯科を受診する患者の大多数の主訴である「痛み」を中心に診療を行っております。痛みの原因としては、一般の方々が言っておられる歯の根の病気、学問的な表現では歯の神経をふくんでいる歯髄の炎症(歯髄炎)や、歯髄が死んだ後に腐敗した刺激物質や根管内の細菌が原因で根尖部歯周組織に炎症が生じる(根尖性歯周炎)があります。当科では、病気の原因を除去し感染の広がりを防ぐことで、可及的に歯を残すことに主眼をおいた治療をしています。
対象疾患と診療内容
主な対象疾患は、むし歯などで生じた歯の痛みや炎症の治療、むし歯ではないのにしみる歯です。
歯髄疾患(歯の神経の病気)
むし歯などで、歯がしみたり、ずきずき痛む歯を治療します。歯の中には、神経(歯髄)や血管が入っていますが、むし歯や外傷により、これらの組織が炎症を起こすと、歯がずきずきと痛みます。そのような場合、炎症をやわらげたり、炎症を起こしている神経などを除去する治療を行います。
根尖性歯周組織疾患(歯根の先端周囲の病気)
むし歯により神経が死んで、根の先の骨や歯肉に広がった炎症や黒ずんだ歯を治療します。
虫歯を放置すると、神経が死んで炎症が根の先の方に広がり、化膿して歯の根元の歯肉が腫れたり、歯が黒ずんできたり、咬んだときに痛みを強く感じるようになります。このような場合、根の中の腐敗した神経や汚れた組織を清掃して消毒して空洞になった根の部分に樹脂を詰めます。
象牙質知覚過敏症
むし歯ではないが、歯肉が下がって、歯の象牙質が露出したときなどに、冷たい水などで一過性に鋭い痛みを感じる歯に対して、痛みを抑える治療をします。
難治性の根尖性歯周組織疾患
根の先の骨に大きな炎症があり、通常の根の治療だけでは治らない場合は、根の先を切除する歯根端切除術を行います。
年間症例数
(2023年度)
年間外来患者数 | 5,774人 |
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外来患者新患数(2023年度)
新患数 | 508人 |
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